News:ニュース速報 2003年5月14日 09:03 PM 更新

2002年度国内PCサーバ、デルが唯一2けた成長


 マルチメディア総合研究所は5月14日、2002年度(2002年4月−2003年3月)のPCサーバ国内出荷実績をまとめた。全体では前年度比3.1%減だったが、デルコンピュータがメーカー別で唯一2けた成長を達成、シェアで3位に躍進した。

 全体の出荷台数は31万7800台。4−12月は前年割れが続いたが、1−3月になって大手・中堅企業が設備投資を再開。同時期は前年同期比は4.6%増だった。売れ筋は低価格な1/2wayタイプで、1wayタイプは全体の4割を占めた。注目されているブレードサーバは全体の5%以下で、「影響力を与えるまでになっていない」(同総研)。

 メーカー別シェアではNECは24.4%で首位を維持。合併で前年に2位だった日本ヒューレット・パッカード(15.4%)が4位に後退し、代わって富士通(17.2%)が2位に。ただしNEC、富士通とも出荷実績はそれぞれ前年度比2.8%、同4.2%のマイナスとなった中、3位に躍進したデルは同12.5%の2けた成長でシェアを1ランク上げた。5位は日本アイ・ビー・エム(14.5%)、6位は日立製作所(8.5%)だった。

 2003年度は、マイクロソフト「Windows Server 2003」のリリースやIT減税の効果が見込め、前年度比9%増の34万6000台と予測している。

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