News:ニュース速報 | 2003年5月16日 11:11 AM 更新 |
LinuxディストリビューターのSuSEが、知的財産権問題をめぐるSCO Groupの最新の動きに対するコメントを発表した。
SCOは世界の大企業1500社に対し、「Linuxは未認可のUNIX派生物であり、Linuxの使用に関わる法的責務はLinuxユーザーにも及ぶ可能性がある」と警告する書簡を送った(記事1、記事2参照)。これを受けてSuSEは5月15日、同社の見解をサイトに掲載した。
SuSEは、同社とTurbolinux、ConectivaおよびSCOの共同プロジェクトとして発足した「UnitedLinux」のコードベースを、SuSE Linuxでサポートし続ける姿勢に変わりはないと表明。SCOがどんな動きに出ようとUnitedLinuxへのコミットを続けるとしている。
SuSEはまた、次のように記している。「SCOの動きは今回も実に奇異だ。当社はSCOに対して公式発表についての説明を求めたが断られた。当社はSuSE Linuxの中に不正コピー部分を発見していないし、SCOはわれわれにそれを発見させようと努力もしていない。当社はポリシーとして、製品に使われるすべてのコードに関して(オープンソースもしくはその他の)適切なライセンス契約を結ぶよう心がけている」。
関連記事
[ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.