News 2003年5月16日 09:19 PM 更新

GIGABYTEからIntel 865搭載マザー5製品発表

日本ギガバイトは5月16日、Intel 865ファミリーチップセットを搭載したマザーボードを発表した。今回発表されたのはチップセットにIntel 865PEを搭載する「GA-8PENXP」「GA-8IPE1000 PRO」「GA-8IPE1000 MK」とIntel 865Gを搭載する「GA-8IG1000 PRO」「GA-8IG1000 MK」の5製品

 「Intel 865PE」「Intel 865G」チップセットは、まだインテルから正式に発表されていないが、GIGABYTEによると、FSB 800MHzに対応、DDR400メモリのデュアルチャネル、AGP8X、CSAをサポートするなど、その機能はすでに発表されている上位チップセット「Intel 875P」とほとんど同じ。

 Intel 875PでサポートされていたPAT(インテル・パフォーマンス・アクセラレーション・テクノロジ、メモリレイテンシを最適化しパフォーマンスを3〜5%向上させる)がIntel 865ファミリーでは省略されている。

 また、統合型のラインアップがなかったIntel 875Pと異なり、Intel 865Gがビデオコアをノースブリッジに内蔵している。組み合わせるサウスブリッジはIntel 875P同様ICH5。Serial ATA/150を2チャネル、Ultra ATA/100を2チャネル、USB 2.0を8チャネルサポートする。

 GA-8PENXPはIntel 865PE搭載マザーの多機能バージョン。メモリスロットを6基搭載(ただし最大メモリ容量は4Gバイト)し、オンボードの専用チップでSerial ATA RAID 0 or 1、Ultra ATA/133 RAID 0 or 1、0+1をサポート。

 またオンボードチップでIEEE 1394とギガビットイーサ機能もカバーしている。また、Intel 875P搭載のGA-8KNXPシリーズで搭載されたデュアルパワーシステム「DSP 2」がGA-8PENXPでも採用されている。


GA-8PENXP

 GA-8IPE1000 PROとGA-IPE1000 MKは、ともにメモリスロットを4基に減らし、RAID機能を削ったIntel 865PE搭載のスタンダードマザー。前者はATXフォームファクタ、後者はmini ATXフォームファクタ対応。GA-8IPE1000 PROは上位機種と同じPCIスロット×5基、USB 2.0×6、IEEE 1394×1を搭載するが、サイズの小さいGA-8IPE1000 MKはPCIスロット×3基、USB 2.0×4のみのサポート。


GA-8IG1000 MK

 GA-8IG1000 PROとGA-8IG1000 MKもRAID機能を省略したIntel 865G搭載のスタンダードマザー。前者がATX、後者がminiATX対応で、サポートするI/OインタフェースはGA-8IPE1000シリーズと同様。Intel 865Gはビデオ機能を内蔵しているのでマザーのバックパネルにVGAを搭載しているが、基板にもAGPスロットが用意されているので、高機能のビデオカードを利用できる。


GA-8IG1000 PRO


GA-8IG1000 MK

 今回発売されるすべて製品は、GIGABYTEマザーの特徴であるBIOSによるバックアップ機能「Xress Recovery」やファン回転数タイムスケジュール機能「Smart Fan」(ただしATXフォームファクタマザーのみ)がサポートされている。

 製品は発表と同時に出荷され、店頭価格はGA-8PENXPで2万7000円前後、GA-8IPE1000MKで1万5000円前後となっている。

[長浜和也, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.