News:ニュース速報 | 2003年5月19日 08:22 PM 更新 |
エム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパンは5月19日、台湾MSIグループの新型肺炎SARS対策について発表した。中国と台湾の工場が閉鎖された場合に備え、4週間分に当たる追加在庫を確保したとしている。
5月15日時点で、世界10カ国9777人のMSIグループ従業員にSARS感染者はいないという。SARS感染が懸念される地域の支社ではマスクの配布・着用やエレベーター内での私語の禁止、入り口での体温検査といった対策を実施。感染者が社内に入ったことが分かった場合、2日で全施設を完全消毒できる体制を準備している。
SARSウイルスが製品を媒介して感染する危険性については「現在のところ公的機関からの確定情報が出ていないため、独自に確定的な発言をすることは控える」としているが、「無機物であるマザーボード上でウイルスが繁殖することは考えられない」として現状では製品の消毒などは考えていないとしている。
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