News:ニュース速報 2003年5月21日 08:59 AM 更新

HPの2−4月期、予測上回る利益

純利益は前期から減少したが、特殊要因を除外した営業利益は前期比4%増の11億4000万ドル。実質1株利益は29セントでアナリスト予測を2セント上回った

 米Hewlett-Packard(HP)は5月20日、同社第2四半期(2−4月期)決算を発表した。売上高は180億ドルとなり前期の179億ドルから1%の増収。純利益は6億5900万ドルで1株当たり22セント。(同社の前年同期はCompaqとの合併前。)

 純利益は前期から減少したが、特殊要因を除外した営業利益は前期比4%増の11億4000万ドル。実質1株利益は29セントでアナリスト予測を2セント上回った。

 部門別では、柱のイメージング/プリンティング部門が55億ドルの売上で、これは前期比1%の減収。

 パーソナルシステム部門の売上は51億ドルで前期比微減だが、同社では、米コンシューマーデスクトップ/PDAの季節的不調をノートPCとビジネスデスクトップ/ワークステーションの伸びが相殺したとしている。

 エンタープライズシステム部門は前期比3%増の39億ドルを売り上げた。サービス部門売上は30億ドルで同2%増。

 部門別の利益は前期と比べ、イメージング/プリンティング部門とファイナンス事業が伸びている。パーソナルシステム部門とサービス部門は減益。エンタープライズシステム部門は前期の赤字8300万ドルを700万ドルまで減らした。

 地域別では南北アメリカの売上が横ばいの81億ドル。日本では軟調だった前期から回復を見せ、売上は前期比7%増の7億9500万ドルとなっている。

 HPは今後の見通しとして、2003年度下半期(5−10月)はウォール街の予測どおり(売上高364億ドル、実質1株利益62セント)になるとしている。→詳細記事

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[ITmedia]

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