News:ニュース速報 2003年5月22日 08:51 AM 更新

W3C、特許方針を最終承認

今回承認された特許方針は、オープンソース擁護者と特許料の支払いを求めるソフト会社の妥協点を取った最終案に基づき、一部に特許保持の存在も認めている

 標準化団体World Wide Web Consortium(W3C)は5月21日、W3C特許方針を承認した。これはWeb標準に利用する技術の大半を特許料無償で提供させるというもの。

 今回承認された特許方針は、オープンソース擁護者と特許料の支払いを求めるソフト会社の妥協点を取った最終案(3月20日の記事参照)に基づき、一部に特許保持の存在も認めている。

 特許保持者が特許料を主張するなどの問題が起きた場合、W3C会員の代表者による特許諮問委員会(PAG)が召集され、法的分析など、解決策を検討する。あらゆる解決策を検討しても方法が見出せない場合、PAGはその技術を含めるか否かW3C会員の判断に任せることになる。

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