News:ニュース速報 | 2003年5月28日 07:57 PM 更新 |
東芝はこのほど、90ナノメートル(0.09μメートル)プロセスを採用した64ビットRISCプロセッサを開発した。400MHz動作時で消費電力が0.6ワットと業界最小クラスに抑えた。8月にサンプル出荷を開始し、12月から月産10万個規模で量産する。
米MIPS Technologiesのアーキテクチャを採用した独自コア「TX49/H4を搭載した。合計64Kバイトキャッシュメモリの内蔵や、整数演算ユニットと浮動小数点ユニットを独立搭載することで性能を高めた。セットトップボックスやレーザープリンタなど大量のグラフィックデータを扱う機器での使用を想定している。
外部バスデータ幅32ビットの「TMPR4955CFG-400」と同64ビット/32ビットを選択できる「TMPR4955CXBG-400」の2種類を製品化する。
東芝はソニー・コンピュータエンタテインメントと共同で、プレイステーション2のコアチップを90ナノメートルプロセスで製造する計画を明らかにしている。
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