News:ニュース速報 | 2003年5月29日 09:18 AM 更新 |
ドイツLinux協会のLinuxTagがSCO Groupに対し、弁護士を通じて「不正競争行為の中止」を求めている。
SCOは、LinuxによってUNIXの知的財産権を侵害されていると主張、先だって多数のLinux利用企業に警告書簡を送ったが、LinuxTagに言わせるとこうしたSCOの行為は、Linuxのユーザーや開発者、サプライヤーの不安感をあおろうとするもの。5月23日付けでSCOのドイツ法人に、こうした行為を中止するよう通達したという。
「SCOは標準Linuxカーネルが同社の著作権を侵害したという主張を取り下げるか、もしくはそのように主張する証拠を示す必要がある」とLinuxTagのMichael Kleinhenz氏。
LinuxTagではSCOに、5月30日までに主張を取り下げるか証拠を公開するよう求めている。「実態のない主張によって競合他社にダメージを与え、オープンプラットフォームとしてのLinuxの名声を傷つけることは許されない」とKleinhenz氏。
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