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2003年5月29日　04:40 PM 更新

日立、自律移動する家庭用小型掃除ロボットを試作

日立ホーム＆ライフソリューションと日立製作所機械研究所は、自律移動型の家庭用ロボットを試作したと発表

　日立製作所の家電子会社・日立ホーム＆ライフソリューションと日立製作所機械研究所は5月29日、自律移動型の家庭用ロボットを試作したと発表した。

　試作機は最小直径が250ミリ、高さ130ミリとコンパクトで、同社によると同種のロボットでは世界最小。本体から自動で伸びるごみ吸口を備え、掃除ロボットが苦手としていた部屋の隅や壁際も対応できるという。自動生成した部屋の地図に基づき、最大で毎秒40センチの速度で自律移動しながら掃除を行い、6畳間なら約10分で完了する。

　ごみは本体のカートリッジにためておき、掃除が済んだらごみ捨てステーションへ移動して自動接続。ステーションのごみボックスに排出する。ステーションは充電器も兼ねており、内蔵充電池の残量が少なくなったら自動充電も行う。毎日1回のペースで掃除した場合、約1カ月は手入れなしで掃除してくれるという。

　カメラも内蔵しており、将来は留守宅の画像を携帯電話からチェックする機能も搭載する予定としている。

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