News:ニュース速報 | 2003年6月3日 03:15 PM 更新 |
東芝は6月2日、企業向けノートPCの新製品「dynabook Satellite A10」を発表した。企業の大量導入を目的としたモデルで、機能を必要なものに絞り、低価格を目指した製品となっている。
dynabook Satellite A10はCPUにモバイルCeleron/2.0GHzを搭載。大型14.1型の液晶ディスプレイは最大解像度1024×768ドットの表示が可能。グラフィック機能は搭載した統合型チップセットIntel 852GMの内蔵コアを利用する。サウスブリッジはICH4-Mを搭載、チップそのものはUSB 2.0×6、Bluetoothなどをサポートするが、A10に搭載されているのはUSB 2.0×2ポートのみ。
搭載OSはWindows XP Professional Service Pack 1、もしくはWindows 2000 Professional Service Pack3から選択できる。
メモリはPC2100対応DDR SDRAMを最大1Gバイトまで搭載。標準で256Mバイト、128Mバイト搭載モデルが用意される。ストレージはUltra ATA/100対応の20GバイトHDDに最大24倍速のCD-ROMドライブと、コストを抑えるために必要最小限のデバイスを搭載。ネットワークも10/100BASE-TXのみのサポート。無線LANについては「普及しつつあるのは理解しているが、A10ではコスト削減を優先したためサポートしなかった。オフィスの環境に応じてPCカードで増設してほしい」(東芝)としている。
ユニークなのは電源管理技術としてサポートされた「ピークシフト機能」。これまでのSatelliteシリーズで、ユーザーが設定時間になると自動的にAC駆動からバッテリー駆動に切り替わる。電力消費量がピークになる日中の2時間だけ、ピークシフト機能によってバッテリー駆動に切り替えた場合、大量導入されているオフィスでは大幅な消費電力抑制効果が期待できる、と東芝は考えている。
製品名 | PSA1020C464P | PSA1020C4F4P | PSA1020C4642 | PSA1020C4F42 |
CPU | モバイルCeleron/2GHz | |||
チップセット | Intel 852GM | |||
グラフィックス | チップセット内蔵 | |||
メモリ | 128MバイトDDR SDRAM | 256MバイトDDR SDRAM | 128MバイトDDR SDRAM | 256MバイトDDR SDRAM |
HDD | 20Gバイト | |||
光学ドライブ | CD-ROM | |||
インタフェース | USB 2.0×2、PCカードスロットTypeII×2(TypeIII×1) | |||
サイズ | 332(幅)×33〜40(高さ)×293(奥行き)ミリ | |||
重さ | 2.9キロ | |||
OS | Windows XP | Windows 2000 |
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