News:ニュース速報 2003年6月13日 08:56 AM 更新

Oracle、31%の増益。ライセンス収入でPeopleSoft牽制


 米Oracleは6月12日、同社第4四半期(3〜5月期)の業績を発表した。売上高は前年同期比2%増の28億3200万ドル、純利益は8億5809万ドル(1株当たり16セント)を計上。前年同期から31%の増益だ。

 ソフトウェアライセンス更新と製品サポートの収入が12%増の11億ドルを記録した。新規ソフトウェアライセンスなどの収入は1%増の12億ドル。サービス収入は11%減少して5億8000万ドルとなっている。

 2003年度通期では、売上高は前年比2%減の95億ドル、純利益は4%増の23億1000万ドル(1株当たり43セント)となっている。

 OracleはライバルのPeopleSoftを51億ドルで買収する株式公開買い付け提案を行っているが、ラリー・エリソンCEOは決算発表のリリースで次のような談話を発表している。

 「当社は当期、アプリケーション事業で新規ソフトウェアライセンス収入が横ばいの2億4600万ドルとなった。ライバルの多くはライセンス収入が大幅な落ち込みを示しており、例えばPeopleSoftは直近の四半期で、新規ライセンス収入を39%減の8000万ドルに落としている。当社の成長とPeopleSoftの落ち込みの一因は、当社が競争でPeopleSoftに勝利を収めていること、大規模な案件でOracleがPeopleSoftに代わって導入されるようになっているという事実によるものだ」

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▼ Oracleの決算発表

[ITmedia]

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