News:ニュース速報 2003年6月13日 04:21 PM 更新

松下、2.4GHzデジタル無線をコードレス電話機に採用

松下電器産業は6月13日、コードレス電話の通信方式に2.4GHz帯デジタル無線を採用した新製品を発表した。

 松下電器産業は6月13日、コードレス電話の通信方式に2.4GHz帯デジタル無線を採用した新製品を発表した。アナログ方式に比べ音声が明瞭になる上、盗聴防止などのメリットがある。同社によると、国内で2.4GHz帯デジタル無線を採用した電話機は初めて。


 家庭向けFAX「KX-PW601DL」(オープン価格)を7月11日に発売する。親機とコードレス子機間は2.4GHz帯デジタル無線で接続する。音声はADPCMでデジタル化。高音域の低下がなくフラットな音声周波数特性が実現でき、クリアな音質で通話できるという。

 無線方式は周波数ホッピングスペクトラム拡散方式を採用。通信周波数を高速に切り替える周波数ホッピングにより傍受を防ぐ。またTDMA(時分割多重アクセス)で音声を多重化し、子機−子機間の通話も可能になっている。

 ただ2.4GHz帯を使用する分、電子レンジや無線LAN機器などとの干渉も問題になる。これらの機器がある環境では音声が途切れることもあるとしている。

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