News | 2003年6月16日 09:57 PM 更新 |
British Telecommunications (BT) は増加するDSLユーザーを獲得するため、Yahooと手を組み、共同でインターネット/ブロードバンドサービスを英国の顧客に提供する。
両社は6月16日、9月からBT Yahoo Broadbandサービスを計画していることを明らかにした。カスタマイズ化されたブラウザ、パーソナル化されたホームページに加え、未発表のさまざまなブロードバンドアプリケーションが登場する見込み。
提携した両社はYahoo Messengerを利用できる新サービスを共同開発し、これを通して強化されたメールサービス、ニュースやエンターテインメントのストリーミングなどを提供する。
この提携の背景として、BTが英国内でブロードバンドのさらなる進展を望んでいた、ということが挙げられる。同社では同日、2006年までに500万人のブロードバンドユーザーを獲得したいとしており、次期四半期の財務目標を再確認した。BTは最近、100万人分のブロードバンド回線提供を行っていることを発表している。
「ブロードバンドが大衆市場に向かうにつれて、より優れたサービス、コンテント、アプリケーションを提供する必要が出てくる」とBTの広報担当、トニー・ヘンダーソン氏は説明する。「Yahooとの共同で提供するサービスは、すべてのブロードバンド体験を向上させるものだ」と同氏。
この新サービスはBTが提供するOpenworldブロードバンドと同じく月額29.99ポンドだとヘンダーソン氏は説明する。Openworldの顧客は今後数カ月のうちに、新サービスに移行することが可能になる。
両社はバンドルサービスのナローバンドバージョンも提供する。
ヘンダーソン氏は新サービスとアプリケーションに関するさらなる情報を明らかにしなかったが、両社から近々発表予定だと述べた。BTとYahooはこの共同事業について、16日午後に記者会見を開く予定だ。
[Scarlet Pruitt, IDG News Service]