News | 2003年6月18日 07:00 PM 更新 |
ニューヨークで開催されるCeBIT Americaを控え、メルコの米国法人は記者向けの製品展示会で802.11gに対応した新製品を展示した。このうち2台は日本でも未発表のものだ。
また、802.11gの正式仕様が固まったことを受け、今週は各社の802.11g正式対応発表が相次いでいるが、メルコも来週中にはドライバなど各種802.11g対応ソフトウェアを提供する予定。
新製品の一つは802.11gに対応したUSBクライアント。USB 2.0に対応し、54Mbpsの速度をフルに生かすことができる。
もう一つはイーサネットと802.11gのポイントブリッジで、LAN間接続に無線LANを利用できるというものだ。従来からイーサネット対応製品を無線LANに参加させる、自身のMACアドレスを持たない(接続されたイーサネット機器のMACアドレスのふりをする)無線LANとイーサネットのコンバータはあったが、メルコによればLAN同士を結びつけるために利用できるポイントブリッジは初めてになるという。
メルコは米国での無線LAN機器普及に伴って、米国内での営業体制を強化。現在は通販サイトのみの販売だが、近い将来、米国の販売店流通網に載せることを目指す。また、日本ではAirStationシリーズの筐体デザインを一新し、激化する国内の販売戦略も強化する予定だ。
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