News:ニュース速報 2003年6月27日 09:50 AM 更新

企業は無線LANセキュリティに無頓着?

自社のネットワークをあらゆる既知の攻撃から守るための技術を導入している企業は48%にすぎないとJupitermediaが報告。

 自社の無線LANセキュリティ強化のためにポイント・ツー・ポイントのユーザーVPNを採用している企業は28%にすぎず、年内に承認が見込まれる新セキュリティ標準802.11iのサブセットである802.1Xを利用している企業も29%にとどまっていることが、Jupiter Researchの報告書で明らかになった。

 この報告書は6月26日、米ボストンで開かれた802.11 Planet Conference & Expo Spring 2003で、Jupiterの一部門であるJupitermediaが発表。同報告書によると、自社のネットワークをあらゆる既知の攻撃から守るための技術を導入している企業は48%にすぎない。

 これについてJupiterの上級アナリスト、ジュリー・アスク氏は「大手企業ではVPNと802.1xを導入している傾向も高いが、市販の製品に組み込まれているWEPとアクセス制限に依存している傾向はあらゆる規模の企業に同様に見られた。規模の小さい企業ほど、無線LANのセキュリティに無頓着で、セキュリティ確保のための措置をほどこしていない傾向がある」と指摘している。

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▼ Jupitermediaのプレスリリース

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