News:ニュース速報 2003年7月2日 12:17 PM 更新

有料検索、いまだに「判別難しい」


 米連邦取引委員会は1年前から「検索サイト運営各社はサイトに広告主付きの検索結果を表示する場合、閲覧者がそれと分かるようにしなければならない」という指針を示しているが、米消費者団体Consumers Unionの報告によると、いまだに広告主付きかどうかが分かりにくい状況は改善されていないようだ。

 Consumers Unionのサイトにこのほど掲載されたContext-Based Research Group実施のフィールド調査報告書によると、調査参加者のほとんどは、検索エンジンによるサイト情報収集方法や、検索結果ページの優先順位の決め方を理解できなかったという。また、多くの参加者は検索結果表示の最初のページにはバイアスの掛かっていない結果が表示されると信じており、検索結果表示の2ページ目以降は参照していない。

 調査参加者は、自分が見ているものが広告主付き検索結果だと分かると一様に驚き、中には反感を示す向きもあったという。

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▼ Consumers Unionのプレスリリース

[ITmedia]

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