News:ニュース速報 2003年7月9日 06:28 PM 更新

「画面、コマンドが酷似」ソフトの著作権侵害で提訴


 マイクロラボ(東京都豊島区)は7月9日、同社が開発・販売するソフトの著作権を侵害されたとして、静岡県のソフト開発会社・国際頭脳産業に対し同社ソフトの販売差し止めなどを求める訴訟を東京地裁に起こしたと発表した。

 マイクロラボは、データベースと連動するWebアプリケーションを開発できるソフト「X・Cute」を販売している。プログラミングコードの記述をマイクロソフト「Excel」に置き換えることで開発効率を向上させるのが特徴。

 同社によると、国際頭脳産業は2000年10月から2年間、X・Cuteの前製品「Proles」のOEM契約を結び、国際頭脳産業は「Webcel」名で販売していた。OEM契約終了後も国際頭脳産業は別の「Webcel」を開発して販売を始めたが、マイクロラボは同製品はX・Cuteの模倣品だと主張。「コンセプトだけでなく、画面やコマンド体系が実質的に同一と言えるほど酷似しており、当社の著作権が侵害されていると判断した。X・Cuteの画面に似せるため、Webcelでは未実装の機能を画面に用意するほど模倣が徹底している」(マイクロラボ)。

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[ITmedia]

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