News:ニュース速報 | 2003年7月15日 08:43 PM 更新 |
富士写真フイルムは、7月15日に開幕した光関連産業のイベント「インターオプト'03」(幕張メッセ、18日まで)に高速光伝送システムを参考出展した。グループ各社と連携し、プラスティック光ファイバー(POF)を核とした光通信システムで市場参入する。
富士写は2002年9月、1Gbps超のデータ転送が可能なGI型POFを発表。これを「LUMISTAR」として商品化、本格的に販売する計画だ。POFはガラス製に比べ低コストな上、工事が容易で家庭内での配線に適している利点がある。
インターオプトでは、LUMISTARを利用した光ギガビットEthernetシステムを出展。富士ゼロックスが開発した送受信モジュールと富士写真光機のレンズモジュールを組み合わせ、寿命10万時間以上の安価な家庭・オフィス向けネットワークを構築できるという。
またPDPや大型液晶TV、プロジェクタとチューナーをPOFで結ぶ「光DVIリンクシステム」も出展する。メタルケーブルでは信号劣化から10メートル以上のリンクは難しかったが、POFを利用することで30メートル程度のリンクが可能になるという。
[ITmedia]
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