News:ニュース速報 2003年7月28日 07:58 PM 更新

ゲーム国内市場、2割弱も縮小


 コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は7月28日、2002年の国内ゲーム業界動向をまとめた。国内総市場規模は5014億円と前年に比べ18.3%縮小し、ゲーム人口も減少傾向にあることが分かった。

 市場規模は国内総出荷額から推計した。内訳を見ると、ソフトウェアの国内市場規模は3367億円と前年比8.6%減、ハードウェアは1646億円と同32.8%減と前年を大きく割り込んだ。

 国内総出荷額は、ソフトが2492億円(前年比5.7%減)、ハードが1397億円(同36.8%減)。マイクロソフトの「Xbox」の国内向け総出荷額は米Microsoftの出荷実績として別に集計し、ソフト・ハード合計で115億円だった。

 海外を含めた総出荷実績は1兆2624億円と同14.4%減ったものの1兆円規模を維持した。うちソフトは4747億円(同8.3%減)、ハードは7877億円(同16.2%減)。ただソフトウェア総出荷本数は1億2216万本(同8.2%増)、ハードウェア総出荷台数は4271万台(同1.2%増)と逆に増えている。

 一般ユーザーを対象にしたアンケート調査の結果、国内のアクティブユーザー推計数は2360万人と同8.3%減っている。ネットワークゲームユーザーは260万人、携帯電話ゲームユーザーは604万人と推計した。

 調査結果は「2003CESAゲーム白書」(A4判、214ページ、6300円)として発刊した。電波新聞社「マイコンBASICマガジン」編集担当者らが寄稿した。

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