News | 2003年8月11日 11:59 PM 更新 |
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1位 | NEC「PC-9800シリーズ」ついに受注打ち切り | ||
2位 | Red Hat、「もう黙っていられない」とSCOを提訴 | ||
3位 | 広島に届け 折り鶴を2ちゃんねらーが折ってます | ||
4位 | AMD、Athlon 64の「ゲーマー需要」に期待 | ||
5位 | 真空管から考える「アナログ」 | ||
6位 | 「11ドルの使い捨てデジカメ」に足りないものは? | ||
7位 | SCO、Linuxユーザー向けのライセンス料発表 | ||
8位 | 3DOの資産競売、Microsoftやナムコが参加へ | ||
9位 | Operaブラウザダウンロードが過去最高に | ||
10位 |
先週Top10は、国産アーキテクチャの雄として国内PC市場をリードしてきた「PC-9800」シリーズが、今年9月で受注を終了するという記事が1位にランクインした。
NECのPCサポート拠点「121コンタクトセンター」には、新旧の日電製品約5000アイテムが動作可能な状態で今も保管されている。そこにはPC-8001や“パピコン”など8ビット時代の名機もあるが、アイテムの大半は「PC-9801シリーズ」関連だ。ほとんどの機種が本体だけでなくマニュアルもしっかり残されており、マウスやCバス用各種拡張ボードといった純正周辺機器類も保管されているのには驚きだ。「サポートの現場では、PC-9800シリーズはまだまだ現役」(NECパーソナルプロダクツ)
また、計測器やFA機器など組み込み分野や教育現場などでは、PC-9800シリーズが第一線で立派に働いているところも少なくない。「最近、ダーツがちょっとしたブームとなっているが、ダーツの得点計算を行う98用の優秀なフリーソフトがあるせいで、ダーツショップではPC-9800シリーズのシェアはいまだに高い」(NECパーソナルプロダクツ)
8ビット時代は「MZ派」だった筆者も、16ビット機全盛の1990年前後はX68000ではなく“国民機”ユーザーだった。もっとも使っていたPCは日電製ではなく、セイコーエプソンの互換機ノート(PC-386BOOK L&NOTE W)だったところに、“SHARPなスピリッツ”がちょっと残っていたのかもしれない。PC-9800シリーズ受注終了の記事を見て、SIPで“EPSONチェック”を回避していた時代をふと思い出した。
[西坂真人, ITmedia]
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