News:ニュース速報 2003年8月22日 12:23 PM 更新

「災害復旧戦略なし」の企業は3割


 ストレージメーカー米Imationが8月19日発表した調査報告によると、米企業の3割は正式な災害復旧戦略を定めずにシステム運用を行い、自然災害・ウイルスなどによるデータ損失の危険にさらされている。また64%の企業が、自社のデータバックアップ・災害復旧プランには大きな弱点があると認めているという。

 この調査はデータバックアップ、ストレージ技術、災害復旧対策の実態を調べるため、企業のIT部門ディレクターとネットワークストレージ管理者202人を対象に実施されたもの。

 調査に応じた企業の87%は、データバックアップ・ストレージプランを実践しているが、そのうちの32%は、同プランの定期的な検証を行っていない。加えて、64%の企業が、データストレージおよびバックアップ用システムの定期的な検査を外部に依頼していないという。

 一方、2001年9月の同時テロを受けて災害復旧プランとバックアップ習慣を変えたと回答した企業が36%いた。

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▼ Imationのプレスリリース

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