News:ニュース速報 | 2003年8月26日 05:49 PM 更新 |
東芝は8月26日、SDメモリーカードを使ったデジタル著作権保護(DRM)システムの実証運用を10月に始める。毎日新聞社のデジタル漫画サイト「まんがたうん」が展開する漫画の有料ネット配信サービスに導入する。
まんがたうんの漫画配信では、暗号化されたコンテンツをダウンロード販売する。2004年3月までにプロアマ合計100タイトルの作品をそろえる。
東芝が開発したDRMシステムでは、SDカードの固有IDを活用し、コンテンツを利用するするための鍵を生成する(関連記事を参照)。コンテンツ購入時にはSDカードとリーダー/ライターが必要になるが、コンテンツ鍵を記録したSDカードがあれば、購入した機器から別の機器に移動してもコンテンツを楽しめるのが特徴だ。
実証運用では、同社のデータセンターに設置したサーバでコンテンツ鍵を生成、ユーザーに配信。DRMシステムの安全性とメリットを確認する。2004年春まで実証運用を続け、コンテンツ配信事業者向けにシステムの商品化を進める予定だ。
まんがたうんは9月1日から、ユーザー2000人を対象にモニター募集を始める。モニターにはSDカードとPC用リーダー/ライター、閲覧用ソフトを無料提供する。
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