News | 2003年9月3日 04:20 PM 更新 |
以上のように、同じミドルレンジのグラフィックチップを搭載しながら、GV-R96128DはGeForce FX5600搭載カードを下回る結果となっている。
とはいっても、かたやファン付き、かたやファンレス。GeForce FX 5600搭載ビデオカードでファンレス仕様となっているものは、一部パーツショップ改造製品を除くと入手できない。RADEON 9600はファンレスビデオカードのなかでは最も高性能ということになる。
GIGABYTEからは、ファンレスであることを考慮して動作クロックを低めに設定していると説明があったが、PowerStripで確認してみると、コアクロック324MHzとほぼ定格に設定されている。
なお、最初、GV-R96128Dのメモリバス幅は64ビットと公開されていたが、GIGABYTEによるとこれは間違いで、正しいメモリバス幅は128ビットということになっている(Webに上がっているスペック表も現在訂正されている)。
GV-R96128Dは、最近のビデオカードでは重要な差別化ポイントである「添付ゲーム」を敢えて1タイトルに抑えるなど、コストを押さえて極力価格を低くする努力をしている。現在、店頭価格は1万3000から1万4000円程度。
価格を抑えて純正ATIと差別化を図ったGV-R96128D。たしかに純正品の店頭価格最安値は1万8000円程度なので4000円から5000円の節約になる。添付ソフトを少なくした分の低価格にメリットを見出し、GIGABYTEブランドを重視するユーザーならば、有力な選択肢として考えていいだろう。
[長浜和也, ITmedia]
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