News 2003年9月17日 03:10 PM 更新

WPC EXPO 2003が幕張メッセで開幕

アジア最大級のデジタル総合展「WPC EXPO 2003」が幕張メッセで開幕した。

 アジア最大級のデジタル総合展「WPC EXPO 2003」が9月17日から幕張メッセで開幕した。期間は9月17−20日まで。開場時間は午前10時−午後6時(19日のみ午後5時閉場)。


幕張メッセで開幕したWPC EXPO 2003

 昨年のビッグサイトから会場を移しての開催。出展者数は377社と昨年(513社)に比べて100社以上も減った。テーマは「〜ビジネスが拡がる。生活が変わる〜 実践ユビキタス・ネットワーキング」。

 幕張メッセの6ホール分を使った会場は、個人ユーザー向けにPC最新モデル/周辺機器/携帯電話など各種デジタル機器が集結した「ホーム&パーソナルゾーン」と、ユビキタス時代のハードウェア/アプリケーション/ITソリューションを提供する「ビジネスゾーン」の2つのゾーンに分けられ、最新の製品、技術、動向を紹介している。

 注目は、参考出展が多い東芝ブース。自然な立体感が得られる立体視技術「インテグラルイメージング方式」を採用した3D液晶ディスプレイを初出展したほか、ポリシリコン液晶に入力機能を搭載したインプットディスプレイ、有機ELディスプレイなど、ディスプレイ関連の注目製品、技術を紹介している。


「MPEG-4パーソナルビデオサーバー」「MPEG-4 Mobile Viewer」などMPEG-4対応機器を参考出展

 また、B6サイズで約100時間のTV録画が可能な「MPEG-4パーソナルビデオサーバー」、液晶+HDD搭載の携帯ビューワー「MPEG-4 Mobile Viewer」などMPEG-4対応機器を参考出展していたほか、見開きの高精細カラーLCDを搭載した電子書籍端末「SD-book」を初公開していた。


高精細カラーLCDを搭載した電子書籍端末「SD-book」

 そのほかにも、日本ビクターのブースでは、同社初のポケットPC「io」を参考出展。同社ミニノート「InterLink」やDVカメラなどAV機器との連携を提案していたほか、カシオ計算機がEXILIM後継機を紹介するなど、各社ブースには未発表製品の参考出展も多い。


日本ビクターは、同社初のポケットPCをアピール


カシオ計算機ブースには、EXILIM後継機が参考出展

 また、IT・PC業界の最新トレンドが分かるカンファレンス&セミナー「WPCフォーラム」も同時に催される。初日午前中の基調講演には、Microsoftグループ副社長のジェフ・レイクス氏が今秋発売予定の「Microsoft Office System」をテーマに講演。

 午後のキーノートには、東京大学大学院教授の坂村健氏がユビキタスコンピューティングをテーマに熱弁を振るう予定。また、変化するPC活用法を探るパネルディスカッションやデジタルTV/燃料電池など、話題の最新技術を紹介する有料セッションも用意されている。

 今年12月から東京、大阪、名古屋の三大都市圏でスタートする地上デジタル放送を紹介した「地上デジタル放送パビリオン」。話題のIP電話/TV電話を体験できる「IP電話/ビジュアルコミュニケーションパビリオン」や、テレマティクスの最新動向が分かる「インターネットITS/テレマティクスパビリオン」など、今年新設されたテーマ別パビリオンが会場を盛り上げている。恒例の「ショッピングゾーン」も特価品が目白押しだ。


恒例のショッピングゾーンも盛況

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▼ 特集:WPC EXPO 2003

[西坂真人, ITmedia]

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