News:ニュース速報 | 2003年9月17日 07:36 PM 更新 |
電話番号を使ってIP電話や電子メールを統一的に利用できるようにする通信サービス基盤「ENUM」(イーナム)の実証実験に取り組む「ENUMトライアルジャパン」(ETJP)が9月17日に発足した。日本ネットワークinフォーメーションセンター(JPNIC)や通信事業者、メーカーなどが参加し、トライアルDNSの運用や技術的な検証を行う。
ENUMは電話番号を一意のインターネットアドレスとして利用できるようにする技術(関連記事を参照)。IETF(Internet Engineering Task Force)委員会で規格が承認され、欧州や中国などでトライアルが始まっている。
ETJPはJPNICと日本レジストリサービス(JPRS)、WIDEプロジェクトが発起人として企業20社が参加し、後藤滋樹・早稲田大学理工学部教授が会長に就任した。
トライアルは、(1)9月−:通信機器やソフトの動作検証、(2)12月−:通信サービスの動作検証、(3)2004年4月−:ユーザー参加による利用も含めたサービス全体の動作検証──の3段階を計画している。各国が取り組むトライアルとの連携も図っていく。
[ITmedia]
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