News:ニュース速報 2003年9月19日 05:20 PM 更新

マクセル、10Tバイト磁気テープにつながるナノ磁性体を開発


 日立マクセルは9月19日、磁気テープ用超微粒子磁性体「NanoCAP」(ナノキャップ)を開発したと発表した。10T(テラ)バイトクラスのデータストレージ用テープへの応用を目指す。


 NanoCAPは大きさ約20ナノメートルと一般的な針状メタル磁性体の5分の1の超微粒子な上、保磁力、飽和磁化量ともに針状メタル磁性体以上の高い性能を持つ。将来の大容量記録方式として期待されている垂直磁気記録にも適用しやすいという。

 新磁性体を使用することで、記録層の薄層化が可能。10Tバイトクラスの容量を持つバックアップテープなどで実用化を進めるほか、家庭用デジタルビデオテープなどへの展開も検討する。

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