News | 2003年9月26日 09:21 PM 更新 |
ソニーとソニーマーケティングは9月26日、先日発表した新AIBO「ERS-7」の受注開始に合わせたデビューイベント「AIBO EXPO '03 〜新生AIBOデビュー〜」をプレス向けに先行披露した。同イベントは、一般向けには9月27、28日の2日間、東京・銀座ソニービル8階の「ソミドホール」と、大阪・心斎橋ソニータワー1〜3階で開催される。
“復活した犬型AIBO”ERS-7の一般向け初披露となる今回のAIBO EXPOでは、ERS-7に盛り込まれた新技術の紹介や実機に触れるタッチ&トライゾーン、新機能のデモンストレーションなど、新生AIBO一色の展示になっている。
入り口すぐにあるのが新技術を紹介する「7 New Technologyゾーン」。新AIBOに採用された新技術を、「知覚」「判断」「表現」「成長」「共生」「データ継承・ダウンロード」「リモートフレームワーク」の7項目にわけて来場者に紹介している。
ここでの注目は、同イベントのために作成された本邦初公開の「ERS-7スケルトンモデル」だ。
ボディ外装のホワイト色の部分をシースルーにした“スケルトンAIBO”は、本来、日の目を見ることはない内部基板や配線が透けて見え、これだけでもAIBOファンには必見だ。また、本来ミラーコーティングされている顔も薄い黒パネルに変更されて透明度がかなり高くなっており、顔の表情を作り出す28個のLED群や、鼻先のCMOSセンサーユニットなどがハッキリと見える。
新AIBOは、近年のロボットデザインを流れを汲んだ滑らかなボディ形状も特徴。全体的に三次元的な丸みを帯びたそのグラマラススタイルのデザインは、外注ではなく社内から生まれたものだという。
「球がポコポコと広がっていくようなイメージでデザインされており、全体的に三次元的な丸みを帯びている。初代AIBOも犬型だったが、新AIBOは初代とはベースがまったく別物。デザイン画も、仔ライオンやラッテ&マカロンは外注だったが、今回のERS-7は社内デザイナーの案が社内コンペで採用された」(同社)
デモンストレーションステージや、タッチ&トライゾーンでは、AIBOカードを使った「ビジュアルパターン認識」や、骨をモチーフにした新オモチャ「AIBOne(アイボーン)」、オーナーとのコミュニケーションや生活環境から情報収集して自らの判断で個性的に成長していく「AIBOマインド」などを、実演や映像を使った説明などで紹介する。
さて、タッチ&トライゾーンで新AIBOと十分コミュニケーションを交わし、デモンストレーションを見終わって、帰宅の途に着こうとすると、出口には「ご購入相談カウンター」が……。
ここでは、購入方法やAIBOオーナーだけに認められた各種サービスなどを聞くことができる。18万5000円という決して安くはない買い物の決心をして、ふと後ろを振り返ると、そこには500円玉1枚でお釣りがくる海洋堂プロデュースのAIBOフィギュア「MY HAPPY AIBO」が……。
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[西坂真人, ITmedia]
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