News 2003年10月1日 07:01 PM 更新
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Microsoft、EUへの聴聞会要請報道に「ノーコメント」

独占禁止法に関する欧州連合対Microsoftの争いで、Microsoftが次に出す一手は「引き延ばし戦術」か?(IDG)

 Microsoftは9月30日、欧州連合で提訴された独占禁止法訴訟について聴聞会を要請する予定との報道に関し、コメントを拒否した。

 「われわれは欧州委員会が先月出した声明に対応するため取り組んでいる」とMicrosoft広報担当者のティファニー・ステックラー氏は述べた。

 欧州委員会は8月、Microsoftがサーバソフトウェアおよびオーディオ・ビデオ再生ソフトウェアの市場において、自社製品を強化するためにWindowsオペレーティングシステムにおける独占的立場を悪用したとの声明を出した。

 30日、Microsoftは引き延ばし戦術のため、聴聞会を要請しているとの報道があった。

 欧州委員会の広報担当者であるアメリア・トーレス氏は、Microsoftは競争監査委員が本件について結論を出す前に、公聴会を開く権利を持っていると述べた。しかし、Microsoftが公聴会を請求したかどうかについてはコメントを拒否した。

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