News:ニュース速報 | 2003年10月3日 07:28 PM 更新 |
東芝は10月3日、モバイル機器向けに手のひらサイズの燃料電池を開発したと発表した。平均1ワットの出力を得られ、高濃度メタノール25ccで約20時間の発電が可能だ。高出力化と小型化をさらに進め、2005年中の製品化を目指す。
高濃度メタノール使用時に発生する水を希釈して最適な濃度に調整する「希釈循環システム」を採用し、発電効率を高めた。平均1ワットで20時間の発電は、携帯電話用リチウムイオン充電池の6個分に相当するとしている。
サイズは100(幅)×60(奥行き)×30(高さ)ミリ、重さ130グラム(うち燃料25ccを含むカートリッジが30グラム)。送液ポンプの改良などで小型化できた。
同社は出力12ワット級のノートPC用燃料電池を3月に発表、2004年中の製品化を計画している(関連記事を参照)。
[ITmedia]
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