News:ニュース速報 | 2003年10月7日 07:03 PM 更新 |
NEC三菱電機ビジュアルシステムズ(NMビジュアル)は10月7日、Adobe RGBに対応した広色域CRTディスプレイを開発、22インチモデルを11月から受注すると発表した。
従来のCRTに比べ135%の色再現域を持ち、Adobe RGB色空間の97.6%をカバーした。米国の標準的な印刷条件「SWOP」は99.9%をカバーするとしている。
Adobe RGBはアドビシステムズの「Photoshop」が採用している色空間で、印刷業界や一眼レフデジタルカメラなどで標準的に使われている。従来のディスプレイはsRGBに対応しているが、さらにsRGBより広いAdobe RGBはカバー仕切れず、ディスプレイ上では正確な色の再現が難しかった。
発売する22インチモデル「RDF225WG」はダイヤモンドトロンNF管を採用。最大表示解像度は2048×1536ピクセル。受注生産で12月下旬に発売する。価格はオープン。
同社はAdobe RGBに近い色域を持つ液晶ディスプレイを「WinHEC 2003」に出品している(関連記事を参照)。
[ITmedia]
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