News:ニュース速報 | 2003年10月7日 09:34 PM 更新 |
米Microsoftを相手取った特許訴訟に絡み、Internet Explorer(IE)の仕様が変更される可能性が高まっている問題で、マクロメディアは10月7日、仕様変更に対応する情報の提供を始めた。一般ユーザー向けの新IEは2004年初頭のリリースが予定されている。
マクロメディアによると、Microsoftがリリースを準備している新IEでは、HTML内で<object>、<embed>、<applet>タグを使用すると、再生許可を求めるダイアログボックスが表示される、という。新IEは一般向けに先駆け、まず開発者向けにリリースされる予定。
マクロメディアは、新IEでもFlashなどを問題なく表示させられるよう、仕様変更に対応したHTMLとスクリプトのサンプルを開発者向けサイト「アクティブコンテンツデベロッパーセンター」で公開する。また修正を支援する無償ツールも近く公開する予定。
特許訴訟は、IEがプラグインとアプレットを導入しているのは特許侵害に当たるとして米EolasがMicrosoftを訴えたもので、8月にEolasが勝訴した(関連記事を参照)。Eolasは和解に向けて含みを残しているが、W3CはHTMLへの影響について検討も始めている。
[ITmedia]
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