News:ニュース速報 2003年10月16日 08:51 AM 更新

Transmeta、赤字幅やや拡大


 米Transmetaは10月15日、第3四半期(7〜9月期)決算を発表した。売上高270万ドルに対して純損失2370万ドル(1株当たり17セント)を計上した。前年同期は売上高640万ドル、純損失2180万ドル(同16セント)だった。

 非現金費用490万ドルを除外した実質ベースでは、損失額は1870万ドル(同13セント)だとしている。

 Transmetaはこの前日、新プロセッサ「Efficeon」に関する詳細を発表(昨日の記事参照)。同社社長兼CEOのマシュー・R・ペリー氏は決算発表に当たり、「新しいEfficeonシリーズのプロセッサ投入は、マイクロプロセッサ業界に大きな前進をもたらすとともに、Transmetaにとっては移行期となる」と述べている。一方、現行のTM5800については「当社の第一世代のプロセッサアプローチがモバイルノートPCコンピューティングの分野でライフサイクルの終末に近づく中、第3四半期中にTM5800プロセッサへのノートPCメーカーの需要は当社の予想よりも速いペースで落ち込んだ」と指摘している。

 同社は第4四半期の見通しとして、売上高はEfficeonの普及状況次第で横ばいから50%増になると予測。1株当たりの純損失は15〜17セント、実質ベースでは13〜14セントを見込んでいる。

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▼ Transmetaのプレスリリース

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