News:ニュース速報 | 2003年10月16日 02:15 PM 更新 |
ソニーは、90ナノメートルプロセスによるSOC(System On Chip)開発を本格化する。まず世界初の90ナノメートルDRAM混載SOCをHDD&DVDレコーダー「PSX」に搭載。ソニー製品向けSOCの社内設計率を現在の30%から2005年度までに50%に引き上げ、高付加価値半導体の内製化を進める。
ソニーは2001年5月から、90ナノメートルプロセスに対応した半導体設計環境を整備してきた。プロセスのシュリンクで高集積化が進められる上、設計条件の改善でリーク電流の低減や設計期間の短縮などにつながった。設計言語を「SystemC」に統一することで、ハードとソフトを協調設計することも可能になり、検証期間の短縮などの効果も得られるという。
PSXに搭載するのは、PlayStation 2のCPU「Emotion Engine」とグラフィックスアクセラレータ「Graphics Synthesizer」、4MバイトDRAMを1チップ化したSOC「90nm EE+GS」。新設計環境の有効性は同SOCで確認できたという。
[ITmedia]
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