News:ニュース速報 2003年10月24日 09:05 AM 更新

MS、PC需要堅調で増収増益

部門別では新学期シーズンを迎えてコンシューマーのPC需要が堅調だったことから、クライアント部門は予想以上の業績を達成。MSN部門、ホーム/エンターテイメント部門なども好調だった。

 米Microsoftは10月23日、同社第1四半期(7〜9月期)決算を発表した。82億2000万ドル(前年同期比6%増)の売上高に対し、純利益は26億1000万ドル(1株当たり24セント)。営業利益は31億5000万ドル(前年同期は30億3000万ドル)だった。

 Microsoftは先に、従業員向けのストックオプションを廃止する方針を表明(7月9日の記事参照)、第1四半期の純利益にはこれに伴う経費約6億8000万ドル(税引き後、1株当たり6セント)が含まれている。前年同期の純利益は20億4000万ドル(1株当たり19セント)だった。前年の営業利益、実質利益、1株利益は、ストックオプション廃止に伴う会計処理の変更を反映したものとなっている。

 7〜9月期の全体の業績は、7月に発表した同社の予測ならびに市場の予測を若干上回った。

 部門別では新学期シーズンを迎えてコンシューマーのPC需要が堅調だったことから、クライアント部門は予想以上の業績を達成。MSN部門も広告収入が50%を超す伸びとなり、ホーム/エンターテイメント部門も年末商戦向けのXbox投入が奏功して20%の増収だった。

 モバイル/組み込みデバイス部門はWindows Mobile、MapPoint、Windows Embeddedの堅調な業績を受けて売り上げは5300万ドルに増大。サーバ/ツール部門は前年比15%の増収で、Windows Server、Microsoft SQL Server、Microsoft Exchangeがいずれも2けた台の成長を記録した。

 10〜12月期の予測では、売上高は97億〜98億ドル、1株利益は23〜24セントを見込んでいる。→詳細記事

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