News:ニュース速報 | 2003年10月30日 06:11 PM 更新 |
マクロメディアは、Web開発ツール最新版「MX 2004」シリーズの日本語版4製品を12月5日に発売する。
新製品は、Flash作成ツール「Flash MX 2004日本語版」「Flash MX Professional 2004 日本語版」、Webデザインツール「Dreamweaver MX 2004 日本語版」、Webグラフィックス制作ツール「Fireworks MX 2004 日本語版」と、これらの製品に、2月に発売した「FreeHand MX 日本語版」(2月25日の記事参照)などを統合した開発ツールスイート「Studio MX 2004 日本語版」と「Studio MX 2004 with Flash Professional 日本語版」の計6製品。
Flash MX 2004(5万8000円)では、トランジション効果やオブジェクト回転といった頻繁に使うアニメーションをタイムラインエフェクトで行えるようになり、スクリプト記述が不要になった。さらにActionScript 2.0の搭載でよりオブジェクト指向のプログラミングが可能になっている。ダイナミックテキスト内でCSSとインラインJPEGに対応したことで、サイト内のHTMLとFlashのテキストスタイルを統一できるようになっている。
上位版のFlash MX Professional 2004(8万4000円)はフォームベースの開発モードを追加し、VisualBasicなどビジュアル系開発環境のユーザーでも抵抗なくFlashアプリケーションを開発できるようにした。SOAP対応のWebサービスコンポーネントなどを同梱することで協力なサーバ連携も可能だ。QuickTime用Flashビデオ「FLV」への書き出し機能や、iモード用Flash作成機能も備える。
Dreamweaver MX 2004(4万8000円)は新たにCSSとSecure FTPに対応。ページデザインを複数のブラウザで検証する自動ブラウザ互換性チェック機能や、Fireworks技術を取り入れたグラフィックス編集機能を搭載した。「Word」「Excel」の文書をDreamweaverにペーストするだけでWebコンテンツに自動変換できる機能も備える。
Fireworks MX 2004(3万9800円)はMXシリーズとの連携を強化。Dreamweaverとサイト設定を共有し、画像をFTPで直接アップロードしたり、ラウンドトリップ編集でサーバサイドコードも保持できるようになった。矢印などの図形を作成後も形状変更が可能なオートシェイプ機能や、FreeHandに搭載されているアウトラインパス形状に沿ってグラデーションを作成できる機能などが追加されている。テキストはUnicodeをフルサポートした。
Studio MX 2004は、Flash MX、Dreamweaver MX、Fireworks MXの3製品と、ベクターグラフィックスソフト「FreeHand MX」、Webアプリケーション開発環境「ColdFusion MX 6.1 日本語版 デベロッパー版」(Windows版のみ)を1パッケージ化したもの。Windows版、Macintosh版ともに9万8000円。
Flash MXの代わりにFlash MX Professionalをバンドルした「Studio MX 2004 with Flash Professional」は12万円。
それぞれ対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XPとMac OS 10.2.6。
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