News 2003年11月4日 10:41 PM 更新
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Microsoft、検索機能を改善へ

Google買収の噂も飛び交うMicrosoftのWeb検索サービスだが、MSN Searchの担当者が、Microsoft版検索サービスのユーザー体験について語った。

 Microsoftは検索戦略を変更しつつある。自社のアルゴリズムによるWeb検索サービスの改善を図り、ディレクトリ検索ビジネスから手を引こうとしている。

 Microsoftは自社のWebクローラー検索サービスを強化し、Google、Ask Jeeves、Yahoo所有のInktomi、Altavistaと競合しようとしていると、MSN Search UKの検索ビジネスマネジャーであるロビン・ケレット氏は語った。

 「検索エンジンはいまでも、まあまあのサービスだと考えている。しかし、目に見えて改善させることは可能だ。関連性に関係することで、入力した質問内容とパーソナライゼーションのどちらも、だ。例えばDartmoor Pit Poniesを、米国のサイトではなく英国のサイトで探したいとする。ほとんどの検索エンジンにはGoogle.co.ukのように各国版があるが、そのユーザー体験は改善の余地があるとわれわれは考えている」とケレット氏は述べた。

 改善されたサービスの立ち上げ日は未定だが「現在、チームを結成しようとしているところだ」とケレット氏。

 同社はYahoo傘下のOvertureと結んでいる有料検索リストパートナーシップの契約を2005年6月まで継続した。ディレクトリ検索に関しては、Microsoftは英国でLookSmartとの提携を終了し、来年1月には米国における提携も終わらせる。

 ケレット氏はMicrosoftがGoogleを買収しようとしているとの噂についてはコメントできないと述べた。

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