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2003年11月5日　04:46 PM 更新

松竹とNTTコム、1Mbps動画を無料ダウンロード配信

　松竹とNTTコミュニケーションズは11月5日、ビットレート1Mbpsの高画質動画コンテンツの無料配信を始めると発表した。著作権保護技術の採用により、ダウンロード方式で安全に配布が可能という。

　NTTコムが開発した「NetLeader」を採用した。同方式ではコンテンツファイルの一つ一つに広告・課金情報を埋め込む。ファイルの初回再生時には自動的に広告画面が表示され、ここでCM閲覧など広告主が決めた条件を満たせばコンテンツ内容の再生も行える仕組みだ。

　ファイルをコピーしてファイル共有ソフトなどで配布しても初回再生時に広告・課金画面が必ず表示されるため、ファイル共有ネットワークをそのまま宣伝・流通経路として活用できる。実際の視聴者数や配布経路の統計的な把握も可能で、マーケティングデータとしての利用も図れる。ダウンロード方式のため、ストリーミングと比べサーバへの負荷が低くなるメリットもある。

　松竹はブロードバンド向けにショートムービーを新規に制作する。各ムービーにCMを入れることで、ユーザーは無料で視聴できる。第1弾は、ことわざや慣用句などの言葉にちなんだ知識を女性タレントが紹介する「わざアリ」。1本約4分間で週1回3本ずつ公開し、4カ月間で合計約60本を配信する予定だ。視聴にはInternet Explorer 5.5以降とWindows Media Player 7.1以降が必要。

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