News:ニュース速報 2003年11月10日 01:25 PM 更新

アイオメガ、新リムーバブルストレージ「RRD」「DCT」発表

1カートリッジ35GバイトのRRDは企業のデータバックアップ用途、DCTは同1.5Gバイトでコンシューマー用途を想定。

 アイオメガは11月10日、新リムーバブルストレージ規格「RRD」(Removable Rigid Disk)と「DCT」(Digital Capture Technology)を発表した。RRDは1カートリッジ35Gバイトで企業のデータバックアップ向け、DCTは同1.5Gバイトでコンシューマー用途を想定している。

 RRDは2.5インチの磁気ディスクと流体軸受けモーターを「トランプ1組より小さい」(同社)カートリッジに収めたリムーバブルメディア。100万回以上の書き換え性能とHDD並みのランダムアクセス性能を持ち、最大データ転送速度は毎秒22Mバイト。テープドライブ用カートリッジより性能面で優位な上、ドライブを大幅に安価に販売できるとしている。

 磁気ヘッド開発にTDKがパートナーとして参加したほか、米Texas Instrumentsらが開発に協力している。

 DCTはDVカメラやモバイルPCなどでの使用を想定した新メディア。「50セントコインとほぼ同サイズ」(同社)で重さは約9グラム。ステンレス製カートリッジの採用で耐衝撃性を高めている。

 DCTパートナー企業として富士写真フイルムとシチズン時計、Texas Instrumentsが協力。製品は早ければ2004年第2四半期にも市場投入される計画だ。

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