News:ニュース速報 | 2003年11月12日 12:47 PM 更新 |
米Sun Microsystemsは11月11日、新戦略「Grid Everywhere」を発表した。新戦略の下、顧客のニーズに合わせる「ビルディングブロック」式のアプローチでグリッドサービスを提供、グリッドの費用と複雑さを軽減するとしている。
Sunのビルディングブロックは、「アクセス」「データ」「コンピュテーション」「ビジュアライゼーション」の四つのカテゴリーで構成される。
ロケーションとは無関係に資源を有効活用できるようにするアクセスソフトウェアは、新しい「Grid Portal」ソリューションを通じて提供される。Grid Portalは、Sun Grid Engine Enterprise Edition(SGEEE)と業界標準のGlobusツールキットに依存する。
また、ユーザーやデータの現在位置とは無関係にデータを収集・管理・保護することができる「Data Grid」ソリューションは、Sun StorEdge Open SAN Architecture、Sun StorEdge 3510 FCアレイ、Sun StorEdge SAM-FS、およびQFSソフトウェアに依存する。
「Sun Fire Compute Grid」ファミリーは、Sun Fireシステムに相互接続技術を合体したもの。選択可能な相互接続技術には、ギガビットイーサネットスイッチ、Myrinet、Infiniband、Quadrics、Sun Fire Linkインターコネクトが含まれる。
「Visual Grid」プラットフォームは、Sun Fire V880z、XVR-4000高速グラフィックスサブシステム、およびOpenGLベースのソフトを基盤とする。
Sunはさらに「Grid Reference Architecture」によって、これらビルディングブロックの導入のための枠組みを提供する。「Customer Ready Systems」(CRS)プログラムの下、ビルディングブロックとそれを補完するサードパーティー製ハード/ソフトを統合して、導入しやすいソリューションを作り上げる。
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[ITmedia]
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