News：ニュース速報 2003年11月20日　08:10 PM 更新

PC市場は成熟化へ、車載端末の普及が進む　NRI予測


　野村総合研究所は11月20日、IT関連ハードの国内市場規模について2008年まで予測した結果を発表した。PC、携帯電話とも市場の成熟化が進み、成長率は1−2％と低い水準になるとしている。

　PCと携帯電話は代替需要を中心とした市場構造にシフトし、2008年の市場規模はPCが約1100万台（年平均成長率2.1％）、携帯電話が約4450万台（同1.4％）になると予測した。携帯電話では、2005年に第3世代需要が第2世代を追い抜くと見ている。

　これからの普及が見込まれる車載情報端末は年率10％近い水準で成長を続け、2008年の出荷台数は420万台、総普及台数は2400万台に達する見込み。

　その一方で、PDAは2008年も90万台弱にとどまる見通し。年平均成長率は5.0％となるものの、2003年予測に比べ10万台弱しか伸びないと予測している。「新しい用途・ビジネスモデルの開拓が難航しており、携帯電話との差別化も進んでいない」とし、今後ブレークスルーがなければこのまま頭打ちになるとしている。


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野村総研は2008年までのIT主要分野の市場規模とトレンドを分析、その予測を発表した。携帯電話市場は2005年には3G需要が2Gを上回り、PDA市場はブレイクスルーがない限り頭打ちと予測している。
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