News | 2003年11月21日 07:43 PM 更新 |
アップルコンピュータは11月21日、PowerMac G5 1.8GHz デュアルモデルとiMac 20インチモデルの発表会を行った。
やはり注目はiMac 20インチだ。PowerPC G4/1.25GHz、NVIDIA GeForce FX 5200 Ultra(64Mバイト DDR SDRAM)、SuperDrive(DVD-R/CD-RW両用)、HDDも80Gバイトと「首から下は17インチモデルと同じ」というものなのだけど、その首から上の液晶ディスプレイが全く違う。
従来の15インチ、17インチモデルは、「スタジオディスプレイ」並みの液晶を使っていたのが、20インチはアップルの誇る「シネマディスプレイ」と同じ液晶を使ってきたのだ。その結果は次の表の通り。
モデル | 17インチ | 20インチ |
視野角 | 水平120度/垂直90度 | 水平170度/垂直170度 |
輝度 | 200カンデラ/平方メートル | 230カンデラ/平方メートル |
コントラスト比 | 300:1 | 350:1 |
解像度 | 1440×900ピクセル | 1680×1050ピクセル |
数値を出さなくても、ディスプレイを並べてみれば違いははっきりわかる。特に「赤」の深みが全く違うのだ。
反面、首から上は、大きくなると同時に厚くなった。全体の重量も10.4キロから18.2キロと増加。首から下は変わっていないのだから、これがそのままディスプレイの重さの差だ。
このディスプレイが、金属の「首」によって、空中の自由な位置にぴたっととまるようになっている。となると「首」そのものの作りはどうなっているかが気になるのだが、これは17インチと変わっていないとのこと。思わず「大丈夫なんですか?」って聞いてしまったけど、大丈夫なのだそうだ。
展示機を触った感じでは、20インチモデルのほうが、ディスプレイを上下にするときに少し重く感じた。同じ作りであっても、調整は違うのかもしれない(個体差の可能性もあるのだが)。
価格は、新しい20インチモデルが24万9800円、17インチモデルは19万9800円(従来より2万円の値下げ)、15インチモデルは14万9800円(同1万円の値下げ)。
PowerMac G5は、新たにミドルモデルとして1.8GHzデュアルCPUモデルが加わった。メモリは512MバイトのDDR400(PC3200)対応DDR(128ビットデータバス、最大8Gバイト)、PCI-Xスロット×3基、160GバイトHDD(シリアルATA)と基本的に上位機種の2GHzデュアルモデルと同じ構成。ただし、グラフィックカードはGeForce FX 5200 Ultra(2GHzデュアルモデルはATI RADEON 9600 Pro)。
これで、PowerMac G5は、1.6GHzシングルCPUモデル19万9800円(従来より3万円の値下げ)、1.8GHzデュアルCPUモデル29万9800円、2GHzデュアルCPUモデル34万9800円の3機種となった。
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[こばやしゆたか, ITmedia]
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