News:ニュース速報 | 2003年11月27日 08:42 AM 更新 |
Linux推進企業各社が参加するオープンソース開発支援組織のOpen Source Development Labs(OSDL)は11月26日、Linuxカーネルの開発工程について人々の理解を高めるためのキャンペーンを開始すると発表した。
Linuxカーネル2.6の登場が間近に迫る中、Linuxに対する消費者の信頼を勝ち取るための一連の取り組みを展開するとしている。その第一歩として、ソフトウェアコードの貢献によるカーネル開発の流れを示す簡略図を作成、Webサイトで公開した。
OSDLのスチュアート・コーエンCEOは、Linuxの作者リーナス・トーバルズ氏の指揮により進められているカーネル開発の工程は、「強力なソフトを開発する極めて有効な手段であることが実証されてきた」とした上で、「Linux開発工程に対する最近の批判には、リーナスが自ら課している厳格さと、開発コミュニティー全体に対する理解が欠如している。この開発工程は、ピア・レビューという科学的手法に基づいている」と説明している。
OSDLはIBM、Hewlett-Packard、Intel、NECなど多数の大手IT企業から資金を得て設立された組織で、トーバルズ氏の現雇用主でもある。
関連記事
[ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.