News 2003年11月27日 10:33 PM 更新

これからは「毎日がMacWorld」──開店間近のアップルストアをジョブズ氏が披露(1/3)

11月30日に開店を控えたアップルストア銀座をジョブズ氏が披露。大阪に出店する計画も明らかに。

 米国外では第1号となるアップルコンピュータの直営店「アップルストア 銀座」が、11月30日にオープンする。これに先立ち、11月27日にはプレス向け内覧会が開催された。内覧会の雰囲気そのままにお届けしていこう。

 「アップルストア 銀座」は東京・銀座3丁目のサヱグサ本館ビルを大改装して作られた。


 店舗は1階から5階まで。まず、その3階にある「シアター」で説明会が行われた。

 最初に登場したのは、米Apple Computer CEOのスティーブ・ジョブズ氏。


 「コンピュータが不況になっているここ3年で黒字を出しているのは2社しかない。一つはDell、ボリュームリーダーの会社だ。そして、もう一つはイノベーションリーダーであるAppleである。今年になってからもAppleは17インチPowerBook、第3世代iPod、そしてMac OS X 10.3(Panther)を出した。いまやAppleは、ハードウェア、OS、アプリケーションのすべてを扱っている唯一の会社だ」。


 「そして、われわれはさらに直営店という形で、お客さまと直に接するようになった。Appleが直営店をやると最初に発表したときには、みんなにバカじゃないかと言われたものだ。しかし、結果はご覧の通りだ」。


 続いてワールドワイド直営店担当上級副社長のロン・ジョンソン氏が登場。「銀座は世界一のショッピングストリートだ」という言葉から始めたロン・ジョンソン氏。概略は以下の通りだ。

 最初のAppleStoreから2年半、現在米国では72店を展開している(Q&Aセッションでの話では、日本は米国より人口密度が高いから、このペースでオープンする必要はないそうだ)。それまでAppleが直にユーザーに接するのはMacWorld Expoのときだけだったのだけど、これからは「毎日がMacWorld」だ。

 「日本では東京が第1号店となる。今後、来年秋には大阪(場所未定)に2号店を出す計画がある(会場拍手)」。


 「銀座という最高の街には“最高の店”を作らなくてはいけない。『A Store for Everyone』として、初心者からプロフェッショナルまでの期待に応えられるものとする。80歳のおじいさんが、初めてインターネットをしたいからと来店されるのは大歓迎だ。」

[こばやしゆたか, ITmedia]

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