News:ニュース速報 | 2003年11月27日 04:51 PM 更新 |
松下電工は11月27日、睡り関連分野で市場を開拓する「快眠コンソーシアム」を異業種9社で設立すると発表した。人生の3分の1を占める睡眠だが、生活環境の変化から「よく眠れない」などの悩みを抱えている人が多いのに着目。ポータルサイトでユーザーの声を集め、異業種コラボレーションによる新商品開発につなげる。
松下電工のほか、イワタ、エスエス製薬、花王、グンゼ、太陽化学、ハウスホールド、パラマウントベッド、ロフテーが参加する。
コンソーシアム活動の第1弾として「快眠ポータルサイト」を12月1日にオープンする。コアコンテンツは、松下電工がショールームで実験的に公開した「眠り相談ソフト」。31の質問に答えることで睡眠の健康度を判定し、睡眠に関わる生活上の問題点を指摘し、解決方法を具体的に提案してくれる。
また眠りについての相談に「快眠環境コンサルタント」が答えてくれる掲示板も開設する。リクルート・アバウトドットコム・ジャパン「All About [睡眠・快眠]」の運営にも参加する。専門家による市民公開講座も来年から開催する。
松下電工によると、睡眠について成人の約3割が何らかの不満を抱えているという。「良質な眠りの確保には、寝具や寝室に加え覚醒時や就寝前など24時間の対応が必要」(同社)だが、1社でサポートするのは難しいため、異業種各社が集まることで多岐にわたるニーズに応えられるようにする。
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