News:ニュース速報 2003年12月4日 10:25 PM 更新

ネット上の海賊版販売グループを逮捕


 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると、兵庫県警本部は12月4日までに、ネット上で海賊版ソフトを販売していたグループの50歳代と40歳代、20歳代の男3人を著作権法違反の疑いで逮捕した。同グループはこれで合計7人が逮捕された。

 調べでは、3人は今年3月から6月にかけ、マイクロソフトのWindows XPなどの海賊版をWebサイトを通じて販売した疑い。

 グループは6月に逮捕された50歳代の男が首謀者と見られる「Y's MEDIA」と称する組織。今回逮捕された3人はこの男の呼び掛けに応じて「販売代理店」として参加したと見られる。3人は「開業資金」として5−10万円を男に支払い、男が用意したサーバに海賊版販売サイトを開設。男は売り上げの2−5割を受け取っていたとみられる。

 ACCSによると、同グループはネットオークションでの海賊版販売も宣伝していた。また今回逮捕された3人の中に、「Softmart.TV」を名乗る別の海賊版販売グループのメンバーと同名の人物が含まれているという。Softmart.TVはY's MEDIAと同様の方式で約50人を募って海賊版を販売していることが確認されており、ACCSは調査を続ける。

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▼ ACCSのニュースリリース

[ITmedia]

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