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Transmeta、昨年は赤字縮小。今年はシンクライアントに期待

» 2004年01月17日 13時13分 公開
[ITmedia]
ZDNet

 米Transmetaは1月15日、第4四半期(10〜12月期)決算を発表した。併せて発表した2003年通期の決算では赤字幅が縮小、2004年はモバイル機器とシンクライアントの分野に期待する考えを示した。

 10〜12月期の売上高は前年同期の610万ドルから360万ドルに減少、純損失は前年同期の2170万ドル(1株当たり17セント)からほぼ横ばいで2160万ドル(同16セント)となった。

 非現金費用320万ドルを除外した実質ベースでは、損失額は1840万ドル(同13セント)だとしている。

 2003年通期では、売上高を前年の2420万ドルから1730万ドルに減らしたものの、赤字幅を前年の1億1000万ドル(同82セント)から8730万ドル(同62セント)に縮小させた。

 Transmetaのマシュー・R・ペリー社長兼最高経営責任者(CEO)は次のようにコメントしている。「モバイルコンピューティング設計に関する取り組みは、Efficeonプロセッサを意識したものへと変わりつつあり、Efficeon関連の売り上げも獲得し始めている。また、シンクライアントをはじめとする組み込み向けの設計も売り上げにかなり貢献しつつある。当社の2004年の発展はモバイルコンピューティングとシンクライアント市場にかかっている」

 同社は1〜3月期の見通しとして、売上高は500万〜600万ドル、1株損失は13〜14セントを見込んでいる。

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