WIDEプロジェクトとシスコシステムズは3月17日、国内初となる大規模10GビットEthernetネットワークの実証実験を共同で始めた。トラフィック増大に備え、広帯域ネットワーク上で起きる問題を検証する。
NTTコミュニケーションズが広帯域専用線サービス「ギガウェイ」で千数百キロの10GビットEthernetネットワークを構築し、シスコは大容量マルチレイヤースイッチ「Catalyst 7500」を提供。NTT大手町−東京大学・慶應義塾大学(湘南藤沢)・TsukubaWANとNTT堂島−奈良先端科学技術大学院大学、北陸−北陸先端科学技術大学院大学・StarBed(通信・放送機構)を結ぶ。
広帯域を活用したP2PシミュレーションやTCPの高速化といった実験を行う予定。インターネット利用の多様化に伴いバックボーントラフィックは増大する一方で、数年後の飽和も予想されている。実験で高速バックボーンの諸課題を検証するほか、広帯域を活用したアプリケーションの可能性も探る。
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