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IDC、今年のIT投資は5%の成長予測

» 2004年04月01日 08時08分 公開
[IDG Japan]
IDG

 市場調査会社の米IDCは3月31日発表した報告書で、世界のIT投資は今年、景気の回復とインフラ問題解決の必要性に支えられて5%の成長が見込めると予測した。

 米カリフォルニア州サンノゼで開催のIDCのイベント「Directions 2004」で講演した同社最高調査責任者、ジョン・ガンツ氏によると、IT投資は2001年と2002年の2年間にわたって減少が続いた後、2003年はIDCが予測した1.2%を上回る2%の伸びを示した。

 IDCが2004年で予測している5%増という数字は、同社が世界のITバイヤーを対象に最近行った調査で出てきた数字に1ポイント上乗せしたもの。同氏によれば、バイヤーが報告していない累積需要が存在し、政府機関の支出増大も見込まれるという。

 この調査では米国のバイヤーが5%の伸びを予測、西欧では2%、日本では3%、日本を除くアジア太平洋地域は7%の伸びを予測。世界平均では4%増の見通しになっていた。

 IDC予測では、世界のIT投資は2006年に1兆ドルを突破して1兆410億ドルに達し、2007年には1兆1080億ドルになると見込んでいる。

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