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日本HPとMS、大規模64ビットDB市場で提携強化

» 2004年04月05日 21時09分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(HP)とマイクロソフト(MS)は4月5日、大規模ユーザー向け64ビットDB市場での取り組みを強化することで合意したと発表した。両社はこの合意をもとに、Windowsをベースにしたミッションクリティカルシステムの導入を促進する。

 「HP Integrity Superdome」と、MSの次期SQLサーバ「SQL Server 2005」(開発コードネーム:Yukon)を組み合わせた早期共同検証プロジェクトを開始。大規模DBユーザーを想定した検証を2005年1月まで行い、SQL Server 2005提供開始後すぐにミッションクリティカル分野に適用できるよう、技術検証と導入ノウハウを確立する。

 導入を検討している顧客のシステムに近い環境を構築し、高可用性技術、移行方法などを検証するほか、障害時のフェイルオーバーやバックアップなども検証。「Windows Server」「BizTalk Server」「.NET Framework」といったMSのアプリケーションプラットフォームをベースとしたシステムの検証も行う。

 両社の技術者が常駐、共同でサポートを提供している「ジョイント・ミッションクリティカル・サポート・センター」では、同検証の結果を踏まえてサポートを拡充する。

 共同検証終了時には、日本HP内のMSのアプリケーションプラットフォーム技術者を300人に増やす予定。SQL Server 2005の技術者に加え、Visual Studio 2005の技術者も育成する。

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