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Egeneraと3PAR、ユーティリティコンピューティングで提携

» 2004年04月21日 09時54分 公開
[ITmedia]

 米Egeneraは4月20日、3PARと手を組み、サーバとストレージを組み合わせた包括的なデータセンター向け仮想化製品を提供すると発表した。両社は技術、マーケティング、サポート面で協力する。

 Egeneraは、ブレードサーバを接続してシステム管理の統合・仮想化を実現するシステム「BladeFrame」を提供(2003年1月22日の記事参照)。3PARは、複数のシステムで運用してきたストレージを統合するストレージシステム「3PAR InServ」を手掛けている。Egeneraの創設者でCTO(最高技術責任者)のバーン・ブロウネル氏は、「EgeneraのBladeFrameと3PARのInServを合わせたソリューションにより、顧客はビジネスプロセスに併せて柔軟にITリソースを調整し、コスト削減、対応の改善、継続的な競争上の優位性を築くことができる」と述べた。

 このようなニーズに合わせたITリソース調整の考え方は、ユーティリティコンピューティングと呼ばれている。調査会社IDCはユーティリティコンピューティング関連製品への投資が2003年の10億ドルから2007年には46億ドルに上るとの見通しを示している(1月15日の記事参照)。

 また両社は、共同サービスの顧客として日本の松下電工インフォメーションシステムズを紹介した。

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